ケンコームJapan

2018/05/16 配信 vol.66

健康な肥満の成人のメタボリック症候群は、糖尿病リスクを5倍アップさせる

研究者らは、30ポンド以上の太りすぎの肥満と考えられていた人々の半分以下が、10年以内にメタボリック症候群を発症し、心血管疾患および糖尿病のリスクが非常に高いことを発見しました。 「肥満者の中には心臓病のリスクがない、見た目は健康な人たちがいるようだから、体重を減らしたり、将来の心臓病を予防するための他の手段を講じていない」ことも述べられています。 メタボリック症候群には、心臓発作や脳卒中の原因となる心血管疾患のリスクを倍増させる高血圧、不健康なコレステロール値、内臓脂肪などの危険因子が含まれます。さらに、これらの危険因子は、糖尿病のリスクを5倍に増加させるとのこと。
【参照元 DECCAN Chronicle ※原文は英語です】

メラトニンがどのように睡眠を促進するかについての新しい発見

研究者らは、メラトニンが脳内のニューロンをどのように抑制し、目を覚まして警戒するのかを発見しました。これらの発見は、不眠症に苦しんでいる人々のための新しい療法につながる可能性があります。 研究では、マウスモデルを用いて、暗闇で脳内に注入されたメラトニンが、覚醒状態で脳を刺激する特定のニューロンを抑制することによって睡眠を増すこと、また就寝時​​に脳内のメラトニン受容体をブロックすることが覚醒を有意に増加させることを発見した。 さらに実験は、メラトニンが覚醒を誘発する特定のオレキシンニューロンを阻害するように作用するメカニズムとして、1つの受容体、MT1を同定したとのこと。
【参照元 Science Daily ※原文は英語です】

オメガ3、オメガ6は肥満の遺伝子発現を変える

オメガ3およびオメガ6脂肪酸は、脳の健康に有益であり、炎症および心臓病のリスクを低減することが既に示されている。 新しい研究では、この2つの必須脂肪酸が、分泌作用に関連する遺伝子を変化させることによって、筋肉におけるタンパク質分泌を調節するのに役割を果たすことを明らかにしている。
【参照元 Science Daily ※原文は英語です】

ヨーグルトが慢性炎症の軽減に役立つ可能性

研究者らはヨーグルトを摂取することがどのように慢性炎症を軽減できるかを示す研究を発表しました。 今年の初めには、ヨーグルト摂取が高血圧の成人の心臓血管疾患のリスクを低下させる可能性を示した研究も発表されており、その調査によると、ヨーグルト消費の増加は、女性の心臓発作リスクを30%低下させ、男性のリスクを19%減少させることと関連していたとのこと。 今後もヨーグルトが注目されています。
【参照元 TECH TIMES ※原文は英語です】

健康寿命延伸の為のマーナ検査のご案内

遺伝子関連の検査を導入されているクリニックが増加しています。 「マーナ検査」は、その中でも早期発見ではなく、予防・予測を目的として、現在の「遺伝子のはたらき」を解析する検査です。
■長寿遺伝子検査
抗酸化、抗ストレスなどの効果があるとされ、老化(細胞レベル)を抑制するといわれている長寿遺伝子が現在どれくらい活性しているかを確認する検査。 ※アンチエイジング療法の効果確認で利用されています。
■がん関連遺伝子検査
男性8部位 女性11部位のがんに関連する遺伝子のはたらきを調べる検査。 がんを発生させやすい環境があるからリスクが高いという結果から、より効率の良い予防療法の導入や、生活習慣の改善指導をサポートします。
※禁煙したら肺がんのリスクが下がった!生活習慣改善のきっかけとして
■クリニックでの検査方法
2.5ccの採血のみ。結果は3~4週でクリニックにお届け致します。
お問い合わせ


ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで




マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。