ケンコームJapan

2016/08/30 配信 vol.11

Genomics2.0 RNA生物学の重要性

「ゲノム科学の次の波は、RNAを理解すること。」 本記事中では、ヒトゲノムの解読は、科学や医学へのアプローチを変える革新的なもので、DNAを理解することがゲノム科学の革命の第一歩。 しかしタンパク質をコードするmRNAをはじめ、RNAの情報価値が高まっている。RNAに共通しているのは、DNAから産生されるたんぱく質を劇的に変化させ多様化する能力で、その結果、RNAは多くの生物学的プロセスの決定因子の鍵となる。と述べられています。
【参照元 democratandchronicle.com ※原文は英語です】

アルコールに「適量」なし-崩れる健康神話

今年4月に行われた酒造業界のカンファレンスで、業界のロビイストがある警告を発した。「アルコールはがんの原因になると(保健当局者は)言いたいらしい」――。 酒造業界はアルコールが「健康に良いという後光」を失う危険にさらされていると訴えた。 40年前の研究結果から「少量のアルコールは健康に良い」とのイメージが定着していたが、心臓疾患の予防効果はあるが、それを踏まえても害の方が大きいと、その流れが変わりつつあるようです。
【参照元 The Wall Street Journal日本版

アルコール摂取と多発性の前がん病変が食道および頭頸部の扁平上皮がん発生を増加させる-禁酒・禁煙効果も含めて

上記のアルコールの「適量」に併せて、皆様に読んで戴きたい内容です。百薬の長のイメージがあるアルコールですが、食道がんリスクを高めることが分かりました。 実際に、禁酒ができた患者さんでは異時性の発がんを抑制することを世界ではじめて明らかにした内容であり、禁酒・禁煙、そして緑黄色野菜を食べることで効果が期待出来るとのことです。
【参照元 京都大学

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マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。